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【お茶で1万円】会員制交際クラブで身体目的のパパと1時間顔合わせした拷問の対価

男性とお茶するだけでお小遣い稼ぎができると噂のパパ活。

「パパ活と言えば」で有名な会員制交際クラブに実際に登録し、身体の関係を持たずして本当にお金を受け取ることができるのか検証してみました!

※会員制交際クラブとは
経済的に余裕のある男性と経済的支援を望む女性のデートを仲介する出会いの場

数ある交際クラブの中から有名どころをピックアップして応募してみると、すぐに面接に関する返信が。

基本何の予定もない暇人なので最短日程で面接を予約し、当日指定の場所へ出向きます。

指定の場所=面接会場ではなく、まずはスタッフの方と合流。

その後オフィスに案内してもらうのですが…。

「あれ、想像と違う」

交際クラブのオフィスと聞いて偏見ながら雑居ビルの一室をイメージしていた私。

しかし案内されたのは、まさかの高級高層マンション上階でした…。

詳細は割愛しますが、クラブの会員男性が知りたいであろう情報は一通り聞かれます。

(まさかスリーサイズまで必要とは思いませんでしたが)

ちなみにスタッフの方はさわやかイケメンで、面接から登録までは粛々と進みました。

顔面レベル中の中でスタイルも普通な私ですが無事合格して一安心です。

<スマホを触る女性のイメージ画像>

登録後は、男性からオファーが来たらクラブを通して「顔合わせ」の日程を決定します。

ただし、いつオファーが来るかの保証は無いそうな…。

顔面レベルもスリーサイズも特に誇れない私に本当にオファーなんて来るのか?と不安に駆られましたが、ラッキーなことに2日後には交際クラブから連絡が。

ビギナーズラックでしょうか?

オファー時点では相手の男性の職業や年齢、クラブ側の印象などおおまかな情報を伝えてもらえます。

▼お相手の男性情報▼

  • 50代
  • 会社経営
  • 非常にフランクで親しみやすい明るい男性

交際クラブ初心者の私にしてみたら、フランクで話しやすいなんて超好条件。

やっぱり何の予定もない私は相手男性の希望日時をそのまま承諾し、いよいよ顔合わせへと向かいます。

待ち合わせ場所は某シティホテルのラウンジ前でした。

直接会うまで連絡先交換はできないので、とりあえず向かうしかありません。

ド平日の昼下がり、ラウンジは人もまばらで、遠目に見ても本日のお相手である50代男性をなんとなく認識することができました。

「マナちゃん、で合っていますか?」

交際クラブの登録名で話しかけられ、やはり私のお相手はこの男性であると断定。

斎藤さん(仮名)は小柄、しかしかなり肉付きの良い男性で…。

ワイシャツのお腹のボタンがはじけて私を射抜くのでは?と心配になるくらいの迫力があります。

…しかし人を見かけで判断してはいけません。

非常にフランクで親しみやすい明るい男性、という交際クラブ側からのコメントを頭に浮かべ、なんとか笑顔で挨拶する私。

「軽くお茶でもしましょうか!」

斎藤さんにいざなわれ、私は若干周囲の目を気にしつつラウンジ内へと進みました。

<ホテルのラウンジイメージ画像>

テーブルに対面で座り、お互いに飲み物を注文後「顔合わせ」がスタート。

しかし初対面の50代男性を目の前に、いったい何を話せばよいかわからずただただニヤニヤもじもじする私…。

すると斎藤さんのターンが突如スタートしました。

「単刀直入に聞くけど、大人の関係ってアリ?」

「!?」

大人の関係って、それって、そういうことですよね。

要はホテルかどこかに行ってセックスするってことですよね。このおじさんと。

日常生活を送る中でここまで唐突に、そして会って5分程度のおじさんにセックスの提案をされることってなかなか無いと思います。

非常にフランクって…そういうことですか?

「あの、すみませんが私今日は顔合わせということで考えていましたので…」

自己防衛モードに入る私。

「みんなそういうんだけどさ、俺ってこう見えてかなりテクニックはあるんだよねえ」

「今まで俺とヤって満足しなかった女性はいないよ」

「マナミちゃん?だっけ?あなたも一回俺とヤってみたら病みつきになると思うんだよねえ」

相手は非常にフランクな姿勢を崩さず攻め入ってきます。

…名前、ちゃんと覚えられてないし(笑)

「いや、でも初対面ですし…」

「大丈夫だよ!だってまさか処女じゃないよね?まあもしそうだとしてもオジサン頑張っちゃうけどね!?不安かもしれないけど、そんなのすぐに忘れちゃうよ」

「いや、でも…」

怒涛の攻めに閉口する私。

ここで斎藤さんが、切り札のように示してきたのがこの話題。

「あーわかった。大人の関係になったときのお手当のこと、気になってるんだよね?」

正直私は何をどう間違えても彼と大人の関係になるつもりはありません。

ただ、話を聞きたいという好奇心はあったのでそのまま軽くうなずいてみます。

「そうだなあ、都度3はどう?」

都度3。

これは、一度身体の関係を持つことで3万円のお手当を渡す、という提案です。

目の前にいるテッカテカでパツンパツンのこのおじさんと…セックスして…3万円……。

相手が清潔感たっぷりのイケオジならば私が二つ返事でOKしていた可能性は否めませんが、現実は辛いものです。

「もしマナミちゃんが良いなら、月契約で10万とかもアリだよ!週1会うくらいで!」

いや、もう名前はいいとしてそれだと都度計算にして2万5千円ですが…?

色々と言いたいことを我慢しつつ、のらりくらりと大人の提案をかわし耐えること約30分。

すでに斎藤さんは汗?油?でおでこがますますテカり、当初より声は大きくなり…会った直後よりも迫力が増しています。

ラウンジにいる他のお客さんの目が気になって仕方ありません…。

心のどこかで期待していたイケオジとの素敵な時間はどこへやら、性欲に支配された男とのヤるかヤらないかのバトル。

いつまで続くのか?途方に暮れてメンタルが死にかけた直後、突如終戦は訪れたのです。

<一万円札のイメージ画像>

「…わかったよ、もういいわ」

ラウンジで渡されたおしぼりで額の油を拭きながら斎藤さんがため息をつきます。

「正直、ここまで強情になられると萎えるし。ていうかそんな感じだと、お金稼ぎたいと思ってもなかなか難しいんじゃないかと思うよ?」

ぶつくさ言いながら財布から1万円札を取り出す彼。

「今日はもういいよ。連絡先聞いてもいいけどどうせ君、茶飯女でしょ!!ここから先なかなか大変だと思うよ」

テーブルの上に1万円札を置き、伝票を持って席を立ち、瞬きをするかしないかの間に消えていく斎藤さん…。

お手当を置いて行ったこと、そして伝票を残していなくならなかっただけでも「紳士」と表現すべきでしょうか。

机の上で見つめ合う私と諭吉だけがその場に取り残されました。

さて、アイスコーヒー1杯をチビチビ飲みながら1時間程度の顔合わせを終えた私の手元には1万円札が1枚。

この状況は確かに「お茶して1万円」と言って間違いはないでしょう。

しかし何とも言えない虚無感とモヤモヤした感情に心を支配されているのもまた、間違いありません。

正直な気持ちを言うと、この疲労感と虚無感の対価として1万円は安すぎると感じました。

会員制交際クラブでパパ活の顔合わせを終え、稼げたお金は時給にして1万円。

しかしこれは私としては割に合わないと感じた、というのが結論です。

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